僕が台湾に来た方法…台湾大学進学予備校について

のこのこです。
最初の記事は、僕が台湾の大学へ入学した方法について書こうと思います。

僕が台湾に来た方法

台湾の大学に入る方法は、大きく2つに分類できます。
一つは個人申請、もう一つは留学支援業者に頼るというものです。

僕は後者、留学支援業者に頼る方法で台湾へとやってきました。
僕がお世話になったのは、台湾留学サポートセンター(以下サポートセンター)及び台湾大学進学予備校(以下予備校)という所です。

サポートセンター及び予備校の仕組み

サポートセンターは主に日本の学生を台湾の大学へ進学させることを目的としている支援業者で、予備校は同じ経営母体の語学学校です。
台湾の大学へサポートセンターを経由して進学する学生のみを対象に、台湾人講師による中国語の講義を行っています。

予備校について

先程書いた通り、予備校では台湾式の中国語を台湾人の講師から学ぶことが出来ます。
ここで重要なのは、予備校内で講義を受ける時間数です。
予備校では大学の難易度に合わせて独自の受講時間基準が設定されており、
講義を受けた時間数によって大学の選択肢が変わってくるからです。

受講料についても時間数ごとに支払うのですが、
これも受講時間基準に合わせてプランが設定されています。
受講時間基準は800時間から200時間毎に最大2,000時間まで設定されており、
自分の行きたい大学の難易度に合わせて受講時間数を決めます。
後から増やすことは出来ますが、減らすことは出来ません。

入校時には高校入試程度の国語・英語・数学の試験があり、
一定の学力基準を満たさない学生は入校することが出来ません。
また入校後も、予備校内での成績を見て明らかに留学に相応しく無い方は退校勧告を受ける場合があります。

予備校の講義について

最初は中国語について全く知識が無い方がほとんどなので、
講師と一対一で発音や挨拶を学ぶ基礎講義から始まります。

台湾では注音(ジューイン)という特別な文字を使う仕組みで中国語の発音を表すのですが、
馴染みやすさを考慮し、ここでは大陸で使われている拼音(ピンイン)という、
ローマ字で発音を表す方法を習います。以降の講義でも発音表記は全て拼音です。
但し、字については繁体字を習うので、最初は少し苦労するかもしれません。

慣れてくると繁体字ってどえらいカッコイイんですけどね!!!!(ここ重要)

基礎講義は20時間程で終わり、締めくくりは自己紹介文を書くこと。
ここで書いた自己紹介文を最後に他の学生さんの前で発表し、
以降は他の学生さんと一緒に講義を受けることになります。

学生が多い時はレベル別に2,3組のクラスを作って講義をする場合もありますが、
十数人程度までは1つのクラスで1人の講師が教えます。

講義内容は文章読解と日常会話に分かれており、
文法読解は12時から17時の5時間、日常会話は18時から21時の3時間に行われます。
両方をバランス良く受講するのが理想ですが、高校生の場合は学校の授業時間の関係上、
日常会話の方にしか出られない場合が多いです。
高校を卒業した3月から文法読解の講義も賑わってきます。

ただ、この2つは教材の内容が異なるだけで、日常会話でも文法解説はありますし、
文章読解でも会話練習があります。
どちらを受講しても読む・書く・聞く・話すを満遍なく学ぶことが出来るので、
知識が偏る心配はありません。

また、上で紹介した2つ以外にも月に2回程度パソコンの講義があります。
大学でレポートを書いたりプレゼンテーションをしたりする際に必要なOfficeの知識や、
大学の資料を調べたり履修登録をする方法を習ったりしますので、
これは学生の皆さんにとってかなり貴重な情報源になり得ると思います。

予備校の試験と成績

予備校では100時間の受講を終える毎に単語テストと文法テストが行われます。
出題される単語や文法の掲載されたPDFファイルを事前に渡してくれるので、
それを暗記することが基本になります。60点で合格、不合格の場合は再試験です。

また3か月に1度は会話試験があり、別校舎の台湾人講師の方とSkypeを通して会話をします。
相手の出題する問題に口頭で答えることが基本で、その場で簡単な評価はもらえますが、
成績は後日、校舎まで送られてきます。

これらの試験の成績は大学に提出する資料に記載されるので、
しっかりやっておかないと受験に響くよってのがよくある書き方ですが、

ぶっちゃけこれが通らないレベルで台湾に来ちゃうとえらい苦労するかと思いますので…
サバイバル能力を養うつもりで頑張ってください!!何だかんだ役に立つからね!!

あと、日本華語検定という検定試験を大学へ進学する前に2度受験します。
費用は予備校入校時に支払うためその都度の出費はありません。
自分の中国語力を試す良い機会なので力試しにやってみてください。

他にも予備校での行動を評価するポイントシステムがあるのですが、
これはまあ、普通にやることやっておけば大丈夫です。

この他、大学に申請するにあたり各種英語試験の成績が必要になりますので、
TOEICやTOEFLを大学に進学する年の2月までには受けておく必要があります。

予備校のその他の特徴

教科書は電子化されており、PDF形式で学生に配布されます。
ですので、入校前にはタブレット端末の購入が必要になります。
ほぼ全員iPadを使っているのですが、中にはAndroid派やWindows派の強者も。
僕が見かけた中ではSurface RTで頑張ってる方が居てめっちゃびっくりしました笑
ちなみに、僕は日和ってiPad Air 2にしました!動画視聴専用機として今でも頑張ってくれてます!

講義で必要なアプリはMetaMoJi Note(PDF閲覧)、萌典(中中辞典)、北辞郎(日中辞典)、
Word Mobile、Excel Mobile、PowerPoint Mobile、iMovieといった所でしょうか。

講義は前の月の20日までに次の月の予約をする方式で、予約はオンラインで行なえます。
週に最低2回は講義を取らないといけない決まりなので、中国語を忘れてしまう事態は防げるでしょう。

また、予備校は通学型のものが札幌、仙台、東京、横浜、名古屋、新大阪、広島、博多、沖縄にあり、
寄宿型のものが茨城県にあります。
通学型の予備校では火曜日から土曜日の12時から21時、寄宿型の予備校では毎日講義が行われています。

基本は大学に進学する前の年の9月より前から通い始めるべきですが、
寄宿型の予備校を利用することで大学に進学する年の1~3月に入校してその年の9月に進学することも可能になります。
3月から9月って結構ハードだと思うんで、余裕持ってゆるゆると勉強されるのがおすすめです。

サポートセンターについて

大学への進学に関わる諸々の手続きを担当するのはこちらです。
大学を決める過程ではサポートセンターの方との面談があり、
自分の学びたいことや大学に求めることをサポートセンターの方に伝えることで、
大学選びの手伝いをしてくれます。

ちなみに僕は日本人の少ない環境が良いと伝えたので、國立彰化師範大學を紹介されました。
ここでは躊躇せず、自分の要望をサポートセンターにどんどん投げてみると良いでしょう。

また、サポートセンターでは春、夏、冬に実際に台湾へ赴き大学を見学する研修旅行を実施しており、
ここを経由して進学する学生は進学前に一度は必ず参加する必要があります。

研修旅行は大学の種類別に分かれているので、自分にあったプランを選んで行くと良いでしょう。
同い年の知り合いが沢山出来るので、旅程はハードですが楽しいですよ!

大学に進学するまでの大まかな流れ

進学する前の年の9月から進学する年の3月まで

予備校に入校する、中国語を頑張る

  • 費用: 入校料60,000円、受講料約128~256万円(一括の場合、他に二回払いと毎月払い有)、日本華語検定費用8,000円、教材費3,000円、消費税約10~21万円、iPad費用3~10万円
  • 準備: iPad、やる気

進学する年の2月から3月まで

各種英語検定を受ける、研修旅行に参加する、志望校を決める

  • 費用: 検定費用約6,000~24,000円、研修旅行参加費用30,000円、航空券・ホテル費用約50,000円
  • 準備: 志望校

進学する年の3月

大学に申請を提出する

  • 費用: 申請代行費用約18~30万円
  • 準備: 各種英語検定の成績、経歴書、学習計画書(中国語で書く)

進学する年の5月から7月まで

大学の合否通知が届く

  • 費用: 特になし
  • 準備: 気合

進学する年の8月まで

航空券の予約ををする、健康診断を受ける、各種書類を提出する、旅立つ準備をする

  • 費用: 航空券費用: 約30,000円、健康診断費用約20,000円
  • 準備: 各種書類(残高証明書の提出にあたり、この時点で親御さんの口座内に最低100万円程度の残高が必要です)

進学する年の9月

いってらっしゃい

  • 費用: 最初に調子に乗って使う分は持っていきましょう
  • 準備: ノリと勢い

ここまでの総費用は最低約180万円、実際は諸々含めて220万はかかると思った方が良いでしょう。
これに大学の学費や寮費(初年度は奨学金適用により無料になる場合が多いです)、月々の生活費がかかります。

(金額計算にご協力頂きましたあっきーさん、ありがとうございます。)

予備校・サポートセンターの中身はこんな感じですね。
他にも日本や台湾の語学学校を経由して進学する方法もありますが、それぞれメリット・デメリットがあります。
僕は予備校・サポートセンター以外の知識はあまり無いので比較することが難しいのですが、
これから台湾への進学を考えている皆さんの参考資料の一つになれたら幸いです。

僕の友達に臭豆腐さんという、このような支援業者を通さずに台湾へ進学された方がいらっしゃいます。
僕と違って、台湾の情報をアクティブに発信されているとても行動力の高い方です。あの行動力は本当にすごいの一言です…
自分の力で台湾に行くとはどういうことなのか、分かりやすく記事を書かれています。とても参考になる内容なので、是非こちらもご一読ください。

【台湾】正規留学に向けて、語学学校で中国語を勉強するか専門塾で勉強するか。 – Mypace-Taiwan

まとめ…学生さんへの一言

少しだけ厳しい話をすると、
200万円以上のお金を払って1年以上の時間を中国語に費やしてやっとの思いで台湾に来たのに、
結局は外国での生活に上手く馴染めなくて半年や一年で日本に帰ってしまう方も中にはいらっしゃいます。

台湾の語学学校で中国語を勉強するのと違い、ギリギリまで日本に居るのも原因なのかもしれません。

特に僕らは予備校とサポートセンターが全ての過程において手助けしてくれるので、
まあ何とかなるか、と軽いノリで台湾に来る人も多いでしょう。

軽いノリで来ることは、全然悪いことじゃありません。僕なんか人生全部ノリと勢いで生きてます。

ですが、軽いノリで来たからには、何かトラブルがあっても軽いノリで解決してください。
一人で抱え込んでどんどん辛くなってしまいには日本に帰ってしまうよりかは、
僕みたいにTwitterで四六時中あれがクソだこれがクソだとぶちまけて人様のTLを荒らしまくりながら、
何だかんだでやっていけた方が絶対マシです。でもTL荒らしてごめんねみんな。

その為には、人に任せるという考えは捨てた方が良いでしょう。
どれだけ日本に近くても結局は外国です。外国で一人暮らしをすることってやっぱり大変です。
問題は全て自分で解決しないとどうにもなりません。
ググってもSiriに聞いてもOfficeの某イルカに聞いても状況は変わりません。

しかし、一人でダメそうな時は周りを頼ることは出来ます。
大学の先輩や同級生を始めとする身の回りに居る方に、最初は思いっきり迷惑をかけましょう。
迷惑かけた分は後でゆっくり恩返しすれば良いし、自分に後輩が出来たら迷惑かけてもらえば良いんです。
とにかく自分の周りにある資源を余すことなく有効活用すること。そうすると解決の糸口も見えてくるはずです。

そんなこんなでがむしゃらにやってると、人間何だかんだ慣れてくるもんです。
そうなればもう一丁前。後はこのネタ満載の楽しい国・台湾を4年間思う存分に楽しんでください!!

今度の9月に日本から来る学生の皆さんと台湾のどこかで会えるのを、楽しみにしてます。

今日の作業用BGM

「明日もまたどこへ行く、愛を探しに行こう
見慣れてる街の空に、輝く月ひとつ」

今宵の月のように by エレファントカシマシ / 作詞:宮本浩次

“僕が台湾に来た方法…台湾大学進学予備校について” への2件の返信

  1. 台湾大学進学予備校で実施している華語検定は、授業料とは別に華語検定料(2回)として費用取られていますよ。無料じゃないですよ。

一言どうぞ…